定点観測の資産額公開です。

2021年もSBI証券の「米国株式・ETF定期買付サービス」を利用し年間を通してVYMとVTIを積み立て投資をしています。記事内のチャートは扱いやすい「Trading View」を利用させてもらっています。

投資管理はエクセルからGoogleスプレッドシートに移行しました。

振り返り

大きなニュースが入ってきました。

https://twitter.com/irasutoya/status/1355774062748815361

いらすとやさんが毎日更新を辞められるとのことです。いらすとやさんがなければこのブログが成り立ちませんので感謝しきりです。本当にありがとうございました。どうか、ごゆっくりされてください。


新型コロナ禍の収まる気配がなく始まった新年。不急不要な外出を控えるということで、結婚してから初めて帰省をしない正月となりました。ネットで注文したおせちが意外と美味しくて、次があるときに安心してリピれそうです。それにしても、節目なのに会えないのはさみしいですね。

相場と言えば、上げ続けたのでバブルが心配されてきました。靴磨き少年※な状況もでているようで。

https://1.bp.blogspot.com/-Undw-ZrCIYU/WM9X3YoL15I/AAAAAAABCto/EfZSCMxwgFIBRWDIYx-7-wUpYTGWCA0kwCLcB/s800/job_kutsumigaki_boy.png

※靴磨き少年
1929年のアメリカの株式市場の大暴落はよく知られていますが、その中にこんな有名なエピソードがあります。
アメリカの第35代大統領のJ・F・ケネディの父親のジョセフ・ケネディは、ウォール街で巨万の富を築き、政治家になったことでも知られていますね。その彼が当時ウォール街で靴磨きをしている少年が株の話をしているのを聞いて、自分の持ち株を全部売って、その後の暴落を免れたというお話はとても有名です。一般大衆の隅々にまで株式の関心が高まっているということは高値に違いないと判断したわけです。

株価暴落「危険なシグナル」の簡単な見つけ方
一般週刊誌の特集を見ていれば分かる!

と、今月も最高値更新のブログを書くことを想像していたのですが、月末にがっくりと下がりました。残念。軽い調整と思いますが、下がるときは早いものです。

また1月の印象として強烈だったのは  Reddit の wallstreetbets 勢の活動による株式市場のマネーゲーム化です。GME(GameStop)の取引が狂気でした。年始は19ドルだった株価が、1/28には450ドルを超えました。もちろんその後に急落、この後も適正価格に戻るため下げ続けることでしょう。どれだけの人の未来が失われたのか、絶句します。

狂気のGMEチャート

彼らの Discord を眺めていましたが、BUY と HOLD を連呼、銘柄はGME だけではなく、 BB(Black Berry)や NOK(Nokia)など数種類のティッカーを叫んでいました。

この相場により、これまで個人投資家を食い物にしてきたヘッジファンドたちが、個人投資家に焼かれました。自業自得ですけどね。それよりも驚いたのが Robinhood による個人投資家への取引停止処置(買い注文を出せなくする)です。その間も機関投資家は自由に注文できたという話です。事実であればあまりにも酷い処置ですね。ちょうどリアルタイムで Discord を眺めていた最中の出来事で Robinhood への怨嗟の声が飛び交っていました。

資金不足のため買い注文を止めるしかなかったことが理由とのことですが、投資家に損失を与えていい理由にはなりません。

https://twitter.com/craftgoro/status/1356583664411320321

テネフ氏は取引制限した理由について、取引を決済する清算機関から30億ドル(約3100億円)の預託金を求められたためだと説明。預託金は決済を確実にするためのもので、金額は取り扱う銘柄のボラティリティー(変動率)などによって決まる。テネフ氏は30億ドルの要求額について「通常よりも桁違いに多かった」と述べた。
(中略)
ロビンフッドが取引を制限している間もプロの投資家は売買を続けられたため、米議会などからは「個人投資家が不利な状況に置かれた」との批判が出ている。米証券取引委員会(SEC)は1月29日、この問題をめぐって調査を始めると発表した。

マスク氏、ロビンフッドCEOを追及 株取引制限巡り

取引

  • ETF
    • VYMを1株、VTIを1株。年が明けたのでNISA口座による定期買付設定による買い付けが復活しました(2020年は上限に達してしまいました)。
  • 個別株
    • 値ごろ感があったのでGDRX(GoodRXホールディングス)を8株買い増し。これで購入目標額に達しました。

損益の推移

月途中まで上昇していたんですけどね、残念。ドル高のせいか円ベースはトントン。

craftgoro fund 評価額と損益率

S&P500

S&P500の6カ月チャートです。1月は 3,764 → 3,714 とマイナスで着地、一時3,870と最高値を更新しましたが、月末付近かわいい急落をしました。マネーゲーム化を市場が不安に感じたのでしょうか。

VIX指数

米シカゴ・オプション取引所(CBOE)が、S&P500種株価指数を対象とするオプション取引のボラティリティ(変動率)を元に算出、公表している指数。英語では「investor fear gauge」、別名Volatility Index(略称:VIX)と呼ばれる。
将来の相場に対する投資家心理を反映する指数とされており、一般的にVIXの数値が高いほど投資家の先行き不透明感も強いとされる。
通常は、10から20の間で推移することが多いが、相場の先行きに大きな不安が生じた時には、この数値が大きく上昇するという傾向がある。

恐怖指数(きょうふしすう) |証券用語解説集 野村證券

特に個別投資、追加投資する判断目安にVIX指数を取り入れています。市場の不安を映し出す指数と言われS&P500と負の相関があります。30を超す上昇が見られると株価がガタガタと落ちてくる印象です。35を超すあたりで、指数に釣られて値下がりした株式を狙います。

月末に一気に35を超えていきました。確かに株価の下落はありましたが、瞬間的な上昇でもあり値付けがおかしくなるほどではなかったです。

こちらは2017年5月からこれまでの、私の損益率(青)とVIX指数(黒)のグラフです。指数に変動が少ない期間に利益率が向上し、指数が大きく変動すると急落しているようです。

為替

12月末:103.1円/ドル→1月末:104.3円/ドル。ややドル高に振れてきた印象です。

もしくらSP

無謀にも最強のインデックス【S&P500】に挑むコーナー、「 もしくらごろファンドの代わりにS&P500インデックスファンドを購入していたら 」(略称:もしくらSP) です。

条件

  • S&P500は指数ではなくVOO(バンガード・S&P500 ETF)を採用。
  • 評価額の比較から配当込みの評価額に変更。いわゆるトータルリターン同士の比較。
  • 配当は再投資。
  • VYM と「目標リターン年率5%」が参戦。
  • 購入手数料、配当課税はくらごろファンドと同じNISAを想定(無料、無税)
  • VOO、VYMは月末の終値で購入

S&P500よりはマイルドな落ち方でした。とりあえず指数には勝てない。

株価集計

損益率を更新すると思いましたが、月末に落っこちて残念。

トータルリターン

トータルリターンも同様。配当収入があった分だけ少しマシ。

配当予想

ここの計算はNISAを考慮していません。NISA考慮で 1,181 ドル/年となります。

ティッカー別

月初に買い増したGDRXが良い子でした。MMM(スリーエム)も好決算で一瞬プラス益となったのですが、3日持ちませんでした(´;ω;`)

AT&Tを補おうか少々悩み中。

ポートフォリオ

セクター比