Googleスプレッドシートの GOOGLEFINANCE関数 を使うと株価に関する情報を取得できます。

個人投資家として株価情報の集計は嗜みです。オンラインで取得してくれますのでGoogleスプレッドシートと個人投資家の親和性は高いと思います。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-20.png
GOOGLEFINANCE関数

便利に使っているのですが、どうしても思うように取得できないケースがありました。

それが 前日の取引情報を翌日の朝に確認できない ということです。しかしいつの間にか表示できるようになっている。
ひょっとしたら検索でこのページに辿り着いている人がいるかも知れません。私も同じです。


例を挙げます。関数はこちら。

=GOOGLEFINANCE("vym","close","2020/11/02")

取得対象ティッカー:VYM(バンガード米国高配当ETF)
属性:close(終値)
開始日:2020/11/2

下記は11/3 の 17:53 に取得した情報ですが、下記となります。左の列が取得日時、右の列が取得結果です。(色セルが関数です)

ところが、同じ関数でも取得した時刻によって結果が異なります。もちろん既に米国市場は終了している時刻です。


利用しているうちに、GOOGLEFINANCE関数が前日の株価を反映するまでタイムラグが存在することがわかってきました。

ひょっとしてDateに 16:00 と書かれているから 16:00 に反映されるのかとか思いましたがはっきりしません。そもそも 16:00 って前日のことですし。

なので検証しました。とは言っても前日の株価情報は何時に反映されるのか?というだけなのでやることはたいしてありません。

でもずっと反映状態を見ているわけにもいかなかったので数度に分けて調査しました。下記のように特定の時刻に反映済みかどうかを確認し、時間の幅を狭めることで特定していきました。


初回  9:52/NG  17:53/OK

水色が反映された可能性のある時間

2回目  12:28/NG 16:10/OK

狭まった!

3回目  15:57/OK (NG時刻の確認漏れ)

ちょっと狭まった

4回目  15:16/NG 15:18/OK

やったぜ!

4回目でビンゴです。

前日の株価情報は 15:16~15:18 の間に反映されました。


上記時刻に反映されましたが、再現性のある時間か確認はしていません。確認するつもりもありません。確認するたびに時刻が異なったり、ガラッと変わるかも知れません。

夕方くらいに反映されるものだな、と認識しておけばいいと考えています。


そもそもは、朝起きて前日の株価が反映された評価額を見たいけどGoogleスプレッドシートでは数値が取得できない、ということでした。朝から気にするなんてせっかちです。

評価額を見ても買ったり売ったりする度胸なんてないのに。

調査しているうちに、当日中には反映されそうとわかったので、スプレッドシートの計算式で工夫すれば対応できることに気づきました。反映される時刻がわかったところで何にも影響はしません。

只々、調べ始めてしまったので調べただけです。すっきりしたので良しとします。