配当収入シミュレータ(入力用) の作成をきっかけに、今回の記事でもシミュレーション用のパラメータとして代表的なETFで数値がわかると便利と思い集計してみました。
今週はいくぶんか株価が回復したように見えました。
しかし世界も国内も、新コロ対応のため外出を抑制しまくっています。昨日の米国株の上げ相場は新コロに対処する大型法案の折り込みと言われていますが、引け相場で価格を下げていました。
トランプ大統領は27日、米議会が可決した新型コロナウイルスに対処する2兆ドル(約220兆円)の大型経済対策法案に署名し、同法は同日成立した。家計への現金給付や企業の給与支払いの肩代わりなどに取り組む。売上高の急減や生活の困難に直面する企業や個人への「安全網」を整備するのが柱だ。過去最大の経済対策で景気を早期に立て直すV字回復シナリオを描く。
米、2兆ドル景気対策が成立 企業や個人に「安全網」
そんな簡単に株価が回復することはないはずです。人の移動を封鎖しておいて実体経済が衰弱しないわけがありません。大型法案も回復までのつなぎです。ワクチンが開発される、ウィルスの影響が理解されて(もしくはあきらめて)世界が新コロを受容するようにならなければ人の往来は復活しません。
この先少なくとも2番目の底があるでしょう。ええ、月曜日の下落で買えなかった腹いせです。
記事の本番はこちらからです。
先日の投稿でいくつかのETFについて株価と配当率の関連を算出しましたが、株価と分配金には相関関係があり、分配率はおおよそ一定の範囲に収まっていました。
改めて各ETFの配当率推移と成長率をまとめてみましたので紹介します。
データは本家(バンガード、ステートストリート、ブラックロック)の公式サイトから取得しました。不足している情報は 米国Yahoo Finance から取得しています。
- いずれも最長で2010年以降のデータを取得しています。
- 株価取得日は配当落ち日としています(前回記事では支払開始日だったため、今回といくらか結果が異なります)。
- 直近の株価は1日に10%近く変動があることも珍しくないため、同じ種別のETFでも成長率が大きく異なるケースがあります。これはETFにより配当落ち日が異なるためです。
- 成長率はあくまで株価の差分から算出した値です。この成長率が安定的に得られるということは決してなく、大きく成長することもあれば恐ろしいほど下落することもあります。理解したうえで参考にしてください。
みんな大好きVYMのバランスが素晴らしいですね。VDCの成長率がNo1というのは意外でした。過去データは所詮バックミラーでしかありませんけどね。
なぜSPYDの配当率がこんなに凸凹あるのかわかりませんが、ETFごとにいくらか傾向があるように見えます。
今回のデータ集計は Googleスプレッドシート でやりました。エクセルアプリを使わないで済むので結構いいかも。
株価成長率の算出は やさしい株のはじめ方 を参考にしました。
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