個人投資家特有の妄想をエクセルで表現していたところ、どうにも動作が引っかかるんですよね。

先日ETFを調べて整理していたところ、コピー(クリップボード)しただけでフリーズしてしまい、CPUが30%食われる症状が出ました。数分で収まるのですが、続きを試みるとまた同じ症状。

自分のPCは検証のため仮想マシンを動かすことを考えていたのでそこそこのスペックがあり、マシンパワー不足は考えられない。

ネットで解決方法を探るもたいした情報は得られず。せいぜいパッチを新しくしましょうとのことでした。もちろんここで紹介する方法がすべてではないでしょうが、情報の一つとして参考になれば。なお事象が発生したのはExcel2013です。


手順です。

ファイルタブ
オプション
詳細設定
表示>ハードウェアグラフィックアクセラレータを無効にする

あとはOKをクリックしていきエクセルを終了します。(たぶん一度終了させた方がいいです)


そういえば昔、シンクライアント案件(VMware View)をやったことがあるんですが、エクセルのスクロールで画面がもたついてしまうという現象がありました。その時もこれで解決しました。


ハードウェア グラフィック アクセラレータとは、本来CPUが実行する処理をグラフィックチップにやらせるということ。こういった処理をオフロードと呼びます。

グラフィック以外にもネットワークの処理をネットワークのチップにオフロードさせるようなこともあります。Windows7/2008からOS標準機能で備わりましたが、ネットワークの速度が頭打ちするような症状が多発し無効化することが多く行われました。

[Windows 7編]ネットワーク設定を標準で使ってはいけない 日経クロステック

CPUだけではなくグラフィックや各チップが進化したので処理をCPU以外に分散させやすくなってきたのでしょうが、まだまだマルチタレントのCPUには叶わないようです(本来CPUにやらせていた処理を他のチップにやらせるための処理を書くプログラムが難しいのかな)。ソフトウェアとハードウェアの橋渡しはベーシックなことで、それだけ奥が深いのでしょう。よくわかっていませんが(;'∀')

誰かのお役に立つと嬉しいです。