配当収入シミュレータ(入力) はこちらから。


資産の下落が続きそろそろ限界を迎える個人投資家の皆さん、こんにちは。

購入した株が1カ月で60%マイナスとなる、選球眼トップレベルの雰囲気投資家くらごろです。

そうです、ロイヤルダッチシェルです。原油の急落に合わせて株価も急落しました。原油の急落以上に。

納得して購入したつもりの株式なので下落しても笑うだけなのですが、そのあと買い増ししても更に下がるんですよね。これが無限ナンピン地獄というやつか。

https://twitter.com/craftgoro/status/1240417188109930496

2020/3/18の終値ベースの配当率は驚異の19%。減配待ったなしです(70年減配なしのようですがどうなるのかな?)。ツイッターを見ていると記念購入している人が結構いるようで草。

「君は、生き延びることが出来るか?」

「君は生き残ることが出来るか?」の画像検索結果

個人投資家界隈では生存を続けられるかどうかの事態となっています(多分)。少なくとも直前までの好調相場で調子づいていたレバレッジ勢は散りました。

生き残った我々は散ってはなりません。特攻しても当てられなければ破滅です。心理的許容度を超えないよう、自身のルールを思い出して着実に歩みましょう。俺。


さて本題です。

将来の配当収入をシミュレートするページを作りました。フォームに従い条件を入力すると、将来の年間配当収入見込み額を出力するページです。

このシミュレーションの対象は「ETFまたは株式を含めたポートフォリオの運用」を想定しています。

出力結果のイメージ

きっかけ

配当収入の最大化を目指すくらごろですが、前々回の記事でどれだけ目指すのか、そのための投資活動はどの程度必要となるのか紹介しました。

もともとはざっくり「これくらい年間配当を受け取りたいなー」だったのですが、現在の投資規模と毎月の入金額からシミュレーションできると気づきました(今更??)。

※本記事で紹介する内容はあくまでシミュレーションであり現実となるものではありません。実際の相場は予想が全くつかないものであり、試算と結果が大きく乖離する場合があります。今回の急落相場で痛いほど感じています笑

方式

まず定額入金と配当再投資を続けることで得られる配当見込み額の一覧表を作成しました。みんな大好き複利のスノーボールです。

これはこれで構わないのですが、せっかく作ったのでもう少しブログネタを稼げないか考えた結果「条件入力すれば結果を戻す」Webアプリ(のようなもの)を作ることを思いつきました。

実現にはいくつか手段があることでしょう。王道はSQLを動かしてWebセッションごとに値を返すことだと思いますが、あいにく知識を持ち合わせていないため楽して実現することを考えます。

入力 : Googleフォーム
出力 : Googleスプレッドシート

で行けそうとわかりました。Googleフォームは作成と公開が容易で、入力されたデータをGoogleスプレッドシートに出力できるスグレモノのWebアプリです。Webアンケートなどに用いられることが多いですね。ダイレクトメールのアンケートサイト先がGoogleフォームなんてこともよくあります(マネーフォワードやソフトバンクで何度も見ました)。

なおマイクロソフトのOffice365にも「Forms」と呼ばれるGoogleフォームと同等の機能があり、もちろんエクセルと連携ができます。こちらを使うのはほぼ企業内部ですね。o365は企業向けサービスで無償公開版のようなものはありません。そのため企業にとってはセキュリティの観点からも内部利用することの合意が取りやすいです。無償版Googleフォームは外部公開できますが、Forms(o365)だとサインインが必要なため内部向けとなります。企業内の用途では、社内研修後の理解度調査、ワークフローが不要な申請フォームなど意外と使えます。

GoogleスプレッドシートとはGoogle版エクセルです。久しぶりに触りましたが、ほとんどマイクロソフトのエクセルと同じく使えるようになっていました。VLOOKUPやSUSTITUTE、INDIRECTやADDRESSあたりは完全に機能しています。グラフも2軸表示ができました。少し前までなんちゃってエクセルだったので本当に驚いています。

話題が脱線しました。

上記で作成したGoogleフォームとGoogleスプレッドシートをこのホームページ(WordPress)に埋め込むことでWebアプリっぽく仕上げました。

使い方

入力

配当収入シミュレータ(入力)にアクセスします。

固定ページとなっていますのでスマホだと「メニュー」から、PCやタブレットだとこのWebページ上部からアクセスすることもできます。

アクセスすると、ページ上部に入力についての説明と結果サイトのリンク、諸注意事項について記載があります。生年月日の入力項目があるため、個人情報についての説明を加えています。もちろん個人情報を収集する意図は皆無なのでご安心ください。あと、あくまでシミュレーションであり現実とは異なりますよ、という説明があります。

入力フォームではデフォルト値を決めています。入力しないまま「送信」しても勝手に値が入りますので利用しやすいのではないでしょうか。優しさに溢れていますね。人柄は隠せません。

毎月投資していく金額は決めておくとよいでしょう。

計算の重要な要素である「配当率」「年間株価成長率」のデフォルト値は、みんな大好きバンガードのETF《VYM》(米国好配当株式ETF)の過去実績の値です。HDV、SPYDの数値を調べて適用しても面白いですね。⇒調べました!/ETFの比較(2020年3月)
バンガード社のサイトから入手できる2010/3〜2020/3の実データから算出しています。

※本シミュレータはドル、円などにこだわりは持っていません。私はドル建てで考えていますがお好きな通貨を想定して入力してください。

項目デフォルト値概要
毎月投資額100投資資金として毎月投入する金額です。
シミュレータなので投入した金額すべてが投資に回るものとします。
配当率(%)3.07投資した結果、保有するポートフォリオの配当率の想定を入力します。
スタートアップやグロース局面以外、企業が稼いだ利益は原則投資家に配当金という形で配られます。ETFでは分配金と表現されます。
税金(%)20米国株の場合は本国で10%(ADRを除く)課税された後、日本国内で20.315%の税金が源泉徴収されます。
詳細は割愛しますが給与所得がある平均的なサラリーマンは確定申告での控除申告により20%を下回ることが多いと思います。
年間株価成長率(%)7.64投資した結果、保有するポートフォリオが年間どれくらい成長するか想定を入力します。
VYMでは8.81%の過去実績でしたが、S&P500全体の平均成長率(2010年~2020年)は11.3%でした。
初期資金0すでに投資を開始している場合に入力します。
もちろん一度に投入する初期資金でも構いません。

必要な個所の入力で問題ありません。空欄箇所はデフォルト値が入力されます。入力が終わりましたら[送信]をクリックします。

送信をクリックすると入力フォームが縮みますのでページ上部にスクロールして 配当シミュレータ(結果) をクリックします。

結果

先ほど送信した内容が「入力条件」項目に反映されているはずです。もし反映されていない場合は画面上部の 配当収入シミュレータ(入力) をクリックすると戻れますので再度入力して送信してください。

結果はグラフと一覧表で表示されます。

  • グラフより、入金総額は正比例で増えますが年間配当額は配当効果が表れる曲線のカーブを描くことがわかります。グラフは20年目までの表示となります(20年間の配当再投資を続けれらるのであれば高い確率で勝者となるでしょう。21年目以降は尋常じゃない上昇カーブとなりますが、直近年数の金額感がぼやけるため20年目までとしました)。
  • 表は20年目までは1年おき、20年目以降は5年おき50年目まで表示されます。

お断りしておくことがあります

お気づきの人もいらっしゃるかも知れませんが、シミュレートにGoogleスプレッドシートを利用しています。最後に送信された入力値を利用していますので、ご自身が入力して[送信]したあと結果を表示するまでの間に別の人が別の入力値で[送信]すると上書きされてしまいます

その結果、意図しない結果が表示されてしまうことになります。送信後の結果表示では、入力した条件を忘れずご確認ください。

排他制御ができない、共有編集が可能なスプレッドシートの宿命です。期待した数値と違っていた場合は再度お試しくださいますようお願いします。

1日10アクセスも稀な我がサイトです。もしこのケースに出くわしたらあなたは大変運がいいと思います。


妄想を膨らませて作成してみましたがいかがでしょうか。

投資を続けた後の配当収入がいくらになるかフォーカスした情報をあまり見かけませんでしたので、少しでも参考になると嬉しいです。あくまでシミュレートなので現実と違うことを理解して利用してもらえると幸いです。