定点観測の資産額公開です。

投資額と評価額の推移

2019年はSBI証券の「米国株式・ETF定期買付サービス」を利用し年間を通してVYMとVTIを積み立て投資をしています。

7月後半からの長期出張が終わりました。定期買付サービス+UiPath(RPA)の自動入金には本当に助けられました。

振り返り

11月の振り返りです。

業務の締めやら引継ぎ、飲み会に忙殺されて経済的なイベントの記憶が残っていません(;'∀')

S&P500がまたもや高値を更新しました。本当に強い。聞いた風な表現ですが、実体経済はマイナスに向かっているのに金融緩和で上がり続けている相場なのでいつか大きな反動が来るのでしょう。とは言えそれがいつ、どの程度になったらやってくるのか皆目わかりません。なので決めたルールに従い積立(定期買付)を続けます。

  • ETF
    • 定期買付のVYM(バンガード・米国高配当株式ETF)、VTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)を1株のみ。気付いたらVYMが90ドルを超えていました(;'∀')
  • 個別株
    • 大きなニュースを聞いていません(調べていません)が、T(AT&T)が下落していたような。MSFT(マイクロソフト)が引き続き上昇しています。FlowをベースとしたRPA「Power Automate」をローンチさせましたね。もともとFlow自体がRPAみたいなアプリ間の連携でした。仕事柄この会社の強さは身に染みており成長の罠を超える成長を続ける気がします。
    • 以下保有していませんが ・・・
      • Redhatを買収したIBMは成長の罠が織り込まれずレガシーハイテクとして放置されている気がします。大きく事業をモダンにシフトさせる投資だったと思うんですがどうでしょうか。
      • NOW(サービスナウ)やWORK(Slack)のようなスタートアップのハイテクはまったく読めませんが、知識を生かしていつかテンバガー的銘柄を当てたいものですな。
      • ウォッチしているリストにMCD(マクドナルド)があります。11月は決算が悪く+CEOが従業員と不適切な関係を持ったとのことで解任となり、ガタガタっと株価が下がりました。で、月末には最高値を更新しています。値付けが誤った瞬間ですね。もちろん買い逃しました( ´∀` )
日付 評価額 損益 損益率 前回との損益差額 損益率の変化
2017/9/29 $12,799.33 $367.39 3.0%    
2017/12/30 $13,536.92 $1,104.98 8.9% $737.59 5.9%
2018/3/31 $18,723.35 $331.64 1.8% -$773.34 -7.1%
2018/6/30 $23,416.24 $295.55 1.3% -$36.09 -0.5%
2018/9/29 $28,142.70 $1,776.43 6.7% $1,480.89 5.5%
2018/12/31 $26,536.33 -$1,419.62 -5.1% -$3,196.05 -11.8%
2019/3/31 $31,255.04 $2,626.59 9.2% $4,046.21 14.3%
2019/6/30 $34,256.62 $3,256.12 10.5% $629.53 1.3%
2019/9/30 $36,181.42 $3,591.94 11.0% $335.82 0.5%
2019/10/31 $36,584.77 $3,754.46 11.4% $162.52 0.4%
2019/11/30 $37,494.67 $4,414.57 13.3% $660.11 1.9%

為替は 10月末:108.8円/ドル ⇒  11月末:109.5円/ドルとなりました。徐々に円安ですが毎日積み立てていると気になりません。外貨積立設定により毎日米ドル両替しています。

一週間伸びたら一週間下がるような値動きだった気がします。3歩進んで2歩下がる。

もしくらSP

無謀にも最強のインデックス【S&P500】に挑むコーナー、「 もしくらごろファンドの代わりにS&P500インデックスファンドを購入していたら 」(略称:もしくらSP) です。

条件

くらごろファンドの投資額と同じ額のS&P500インデックスを購入した場合の評価額の比較です
・指数はそのままS&P500を採用し、単元株として考えず端数を購入できるものとする。
  理由:くらごろファンドの入金額が少ないため、ETFの単元株だとなかなか買えなくなってしまうため(´;ω;`)
・購入手数料は考慮しない。
  理由:くらごろファンドでは機会がある限りNISAで購入しているため。
・配当は考慮しない。
  理由:面倒くさい。S&P500の分配率は2019年8月現在2%弱、くらごろファンドは約2.8%。
・どちらも月末の終値で比較
表.もしくらSP(2019年11月末)
グラフ.もしくらSP(2019年11月)

さすが最強のインデックスです。強いです。徐々に遅れが出てきました。

S&P500

S&P500の6カ月チャートです。先月末はFRBが金利を0.25%引き下げると発表しましたが思惑通りに市場が反応したようですね。ただこういった政策と個々の企業の利益との相関はどうなるんでしょうか。成績の悪い企業も市場とともに上昇するのであれば間違った値付けのように思えます。となるとこの時期は個別株では勝負しづらいということでしょう。

S&P500 6カ月チャート

集計

現在株価の集計

最高益となりました。淡々と積み立てます。

株式種別 購入 現在株価 割合 損益($) 損益(%)
合計 $33,080.10 $37,494.67 100.0% $4,414.57 13.345%
ETF $16,448.46 $18,873.25 50.3% $2,424.79 14.742%
個別 $16,631.64 $18,621.42 49.7% $1,989.78 11.964%

配当込みの集計

配当は裏切らない。配当収入は44ドルほど(少なっ)。

株式種別 配当・分配(通算) 現在株価+配当($) 損益+配当($) 損益+配当(%)
合計 $1,538.40 $39,033.07 $5,952.97 17.996%
ETF $724.90 $19,598.15 $3,149.69 19.149%
個別 $813.50 $19,434.92 $2,803.28 16.855%

単月だと変動が大きいので3カ月、6カ月平均で見るようにしています。70ドル~80ドルほどになります。


株式ごとのデータ

現在株価の集計

今年冴えなかったVHT(ヘルスケアETF)が好転してきました。

ティッカー 株価 購入 現在株価 割合 損益($) 損益(%)
VOO $288.73 $2,446.57 $3,176.03 8.5% $729.46 29.816%
VTI $160.02 $4,052.19 $4,480.56 11.9% $428.37 10.571%
VYM $91.76 $5,019.78 $5,597.36 14.9% $577.58 11.506%
HDV $96.09 $1,928.85 $2,210.07 5.9% $281.22 14.580%
VDC $158.11 $423.01 $474.33 1.3% $51.32 12.132%
VDC $158.11 $1,398.76 $1,581.10 4.2% $182.34 13.036%
VHT $186.47 $775.00 $932.35 2.5% $157.35 20.303%
BND $84.29 $404.30 $421.45 1.1% $17.15 4.242%
XOM $68.13 $2,375.16 $2,043.90 5.5% -$331.26 -13.947%
CSCO $45.31 $1,274.16 $1,812.40 4.8% $538.24 42.243%
PM $82.93 $1,469.96 $1,161.02 3.1% -$308.94 -21.017%
JNJ $137.49 $1,815.08 $1,787.37 4.8% -$27.71 -1.527%
PEP $135.83 $1,423.88 $1,765.79 4.7% $341.91 24.013%
PG $122.06 $1,492.63 $2,319.14 6.2% $826.51 55.373%
GIS $53.32 $1,472.72 $1,706.24 4.6% $233.52 15.856%
T $37.38 $1,566.57 $1,869.00 5.0% $302.43 19.305%
MSFT $151.38 $1,589.68 $2,119.32 5.7% $529.64 33.317%
MMM $169.77 $2,151.80 $2,037.24 5.4% -$114.56 -5.324%

配当込みの集計

配当をJNJがプラスですね。気休め。(先月と一緒)

ティッカー 配当・分配(通算) 現在株価+配当($) 損益+配当($) 損益+配当(%)
VOO $120.39 $3,296.42 $849.85 34.736%
VTI $67.35 $4,547.91 $495.72 12.233%
VYM $266.17 $5,863.53 $843.75 16.809%
HDV $145.62 $2,355.69 $426.84 22.129%
VDC $22.52 $496.85 $73.84 17.456%
VDC $60.11 $1,641.21 $242.45 17.333%
VHT $23.09 $955.44 $180.44 23.283%
BND $19.65 $441.10 $36.80 9.102%
XOM $190.98 $2,234.88 -$140.28 -5.906%
CSCO $84.98 $1,897.38 $623.22 48.912%
PM $110.93 $1,271.95 -$198.01 -13.470%
JNJ $59.63 $1,847.00 $31.92 1.759%
PEP $75.23 $1,841.02 $417.14 29.296%
PG $69.90 $2,389.04 $896.41 60.056%
GIS $84.72 $1,790.96 $318.24 21.609%
T $91.30 $1,960.30 $393.73 25.133%
MSFT $18.60 $2,137.92 $548.24 34.487%
MMM $27.23 $2,064.47 -$87.33 -4.058%

配当

定期購入しているETFの分だけ少し増えました。連続増配を見込める個別株は読みやすいですね。

株式種別 予想配当率(年) 予想配当(年) 割合
合計 2.553% $957.35 100%
ETF 2.213% $417.63 44%
個別 2.898% $539.72 56%

GIS(ゼネラルミルズ)、T(AT&T)、PG(P&G)から入金です。今回は増配なし。GISは維持が続いているのかな。配当はマイナスのない優しい世界です。

ティッカー 現在株価 予想配当率(年株) 予想配当(年) 通算配当 通算配当率
VOO $3,176.03 1.950% $55.74 $120.39 4.921%
VTI $4,480.56 1.780% $71.78 $67.35 1.662%
VYM $5,597.36 3.130% $157.68 $266.17 5.302%
HDV $2,210.07 3.310% $65.84 $145.62 7.550%
VDC $474.33 2.520% $10.76 $22.52 5.324%
VDC $1,581.10 2.520% $28.57 $60.11 4.297%
VHT $932.35 2.010% $16.87 $23.09 2.979%
BND $421.45 2.740% $10.39 $19.65 4.860%
XOM $2,043.90 5.070% $93.96 $190.98 8.041%
CSCO $1,812.40 3.090% $40.16 $84.98 6.669%
PM $1,161.02 5.670% $63.55 $110.93 7.546%
JNJ $1,787.37 2.764% $44.46 $59.63 3.285%
PEP $1,765.79 2.810% $44.69 $75.23 5.283%
PG $2,319.14 2.450% $40.61 $69.90 4.683%
GIS $1,706.24 3.676% $56.45 $84.72 5.753%
T $1,869.00 5.420% $73.15 $91.30 5.828%
MSFT $2,119.32 1.340% $20.48 $18.60 1.170%
MMM $2,037.24 3.393% $62.21 $27.23 1.265%
合計 $37,494.67 2.553% $957.35 $1,538.40 4.103%

ポートフォリオ

保有額ベース

セクター別


7月から取り組んでいた案件がようやく収束しました。出張の日々もおしまい。がりチューうまかったな。あとは1月からの新しい仕事に向けて準備(=有休消化)です。


本の紹介:今回はどちらも当たり(^▽^)/

AI vs. 教科書が読めない子どもたち 新井 紀子 (著)

ITで食べているのにAIに馴染みがないため理解の助けになるかと思い読み始めました。恥ずかしながら素晴らしい活躍をされている筆者(新井氏・数学者)を存じ上げませんでした。AIのできること・できないことを平易な表現で説明してくれてよく理解できました。加えて【教科書が読めない】についての考察が深かったです。
AIは今後も意味を理解することはできそうにないが、それでも大学入試でMARCH(明治、青山、立教、中央、法政)を狙えると。ある程度の知識労働ができてしまうということは、この先この学力レベルのホワイトカラーはAIが担うことができるということです。どんな世の中になる?ではどうする?AIとの差別化は?といった内容のお話です。試行錯誤して取得したデータを元に考察を進めています。こういった本は説得力があって好きです(「FACTFULNESS」や「株式投資の未来」みたい)。
次回作も絶賛発売中なので楽しみです。

お金の流れでわかる世界の歴史 富、経済、権力・・・・・・はこう「動いた」 大村 大次郎 (著)

古代から近代まで、世界や歴史に大きな影響を与えた国について経済の目線で書かれた本です。この内容ベースで世界史の授業があったらきっと面白いと思います。
繁栄した国家がどんな優秀な徴税システムを作り運用し、そして腐敗して崩壊するのか、どのような政策・貿易で影響を持つようになったかを経済目線で紹介してくれていろいろと目に鱗です。ローマ人の物語(塩野七生(著))が好きでちょっぴりローマ通だと思っていましたが、、ハンニバルやカエサル以外など主役以外で大きな影響があったんですな。
あとヨーロッパ(特にイギリス)が鬼畜。海賊に奴隷貿易に植民地を仲違いさせる占領政策、、悪行のオンパレードです。
他にも読みどころ満載で面白い本でした。