マネックス証券が口火を切り楽天証券が追随し、そして真打・SBI証券から米国株の最低取引手数料を無料とする発表がありました。2019年7月9日時点で下記の予定ですが、そのうち3社とも無料となるでしょう。(手数料が無料となったわけではありませんので誤解なきよう)

この先は取引手数料自体の減額(0.45%からの値下げ)に期待ですが、まあサクソバンク証券の特定口座対応以降と思います。
※サクソバンク証券は一般口座のみですが、米国の売買手数料が0.2%(為替手数料も0.2%)で国内最安値です。


これにより「手数料負け」が過去のものとなりました。少額投資家としては狂喜乱舞するばかりです。

  ∧_∧
 (・∀・)/\
 ノ つ つ ● )
⊂、 ノ \/
  し′


ということは、一定の規模で揃えないと手数料負けしていたポートフォリオを最小費用で構成できるということです。

いつかは構成したい Golden Butterfly で組んでみました。

※拙ブログで恐縮ですが、素晴らしいヒートマップを持つポートフォリオの紹介記事を下記に貼ります。過去50年ほど、どんなに悪い成績でもマイナスは2年まででその後はプラスに転じ続けてきました。

ということで「Portfolio Charts」を眺めていたところ、とても素晴らしいパフォーマンスを示すポートフォリオ【Golden Portfolio】を見つけました。

Golden Butterfly (くらごろーの米国株とライフプランのお話)

下記の表はSBI証券で購入できるETFに当てはめてみたものです。
※S&P500は元記事の「SPY」から1株単価が安価な「VOO」に変更しました。

アセット割合近しいETF例ティッカー
大型株20%Vanguard S&P 500 ETFVOO
小型バリュー株20%Vanguard Small-Cap Value ETFVBR
長期債20%iShares 20+ Year Treasury Bond ETF
TLT
短期債20%iShares 1-3 Year Treasury Bond ETF
SHY
20%SPDR Gold SharesGLD

これまでの手数料負けを考慮した購入方法(各ETFを1,111ドル以上で購入)と考慮しなくてよい購入方法(最低金額を考えない)の比較をしてみました。株価は7月8日の終値です。

最小購入方法の比較(手数料考慮有無)

必要となる初回投入金額が 6,096ドル から 1,316ドル へ1/4以下となりました。少額投資家でも立派なポートフォリオを組めますね。なお配当率は1.7%(税引き前)です。

一度構成してしまえば、この後は金額割合の少ないものを買い増していくことでポートフォリオを崩さずリバランスしながらの投資ができることになります。バフェット太郎さんのように、毎月構成割合の低いETFを購入する手法を取ることも夢ではありません。


いつかは実現したいポートフォリオでしたが、思いのほか早く実現できてしまうかも。

購入済みの米国株・ETFを売却するつもりはありませんが、もうひとつのポートフォリオとして組んでしまおうかと割と本気で検討していいのかも。

最低取引手数料の無料化、バンザイ!