(1)は将来の出費、(2)はお金のリテラシーの基礎となる先取り貯蓄について記事にしました。
次は先取り効果と固定費の見直しで毎月貯蓄出来る体質の家計に作り変えることを目論みます。固定費の減額はより大きな金額を対象とするほうが効果高いですが前回の記事に書いたとおり住宅ローンの借り換えとスマホのMVNO乗り換え済みは終わってます。と言うことで保険に目を付けました。クルマも検討しましたがヨメさんと話し合い今回は先送りとしました。
家計において大きなウェイトを占める項目として、保険は「家計の4大支出」や「家計の5大支出」でググるとランクインしてきます。「家計の3大支出」は(住宅、教育、老後)とのことで保険は4番目、5番目は自動車のようです。
※諸説あり。家庭によっては通信費もランクインすると思います。
どういった前世の縁かわかりませんが、保険を取り扱う仕事をしている知人が周囲に多く、当時(2017年3月ごろ)は毎月6万ほど保険の支払いをしていました(自動車関連は含まず)。
最初に断るのですが、皆わたしのことを気遣ってくれ為になると思ってくれたことであり本当に感謝しています。ほんの一部を除いて解約・変更することになりましたが、彼らは一生涯の付き合いをしていく友人です(嫌われていないと信じる!)。
当時加入していた保険の内訳は以下の通りです。
- がん保険 8千円
- 生命保険 1万2千円
- 家族収入保険 6千円 ※変更せず継続したのはこれだけ
- 学資保険 2万8千円
- 医療保険 6千円
ひとつずつは大きくありませんが、合計すると大きな金額です。
貯蓄性のある保険が多かったのですが、この貯蓄性が課題であることに段々と気づいてきました。
ここで気づきを与えてくれたカリスマブロガーの記事を紹介します。紹介のご快諾を頂きありがとうございますm(_ _)m。

民間の保険はどの程度必要なのか、5つのポイントで検証
(生命保険・医療保険・学資保険・火災保険など)
インデックス投資界のアニキ、虫取り小僧様でございます。
保険というものに疑問を持ち調べているうちに「運用」を自分で扱えるのではないかと気づき投資を始めるきっかけになったそうです。私は確定拠出年金の掛け金変更から保険を経由し行き着いた先は投資でした。
虫取りアニキと比べることなど恐れ多いことですが、個人投資家は保険と向き合っているんだなーと感じました。
保険のみならずお金にまつわる広い知見、お子様に対する愛情、強烈で豊富なエピソードに溢れており時間を忘れて読み込んでしまう素晴らしいブログです。
子供が独立するまでに必要な費用は大金になるので、生命保険で確保するしかありません。ただし、自分の死後、残された家族が受け取ることのできる公的な「遺族年金」なども調べたうえで、必要額を計算すべきです。
私は基本的に、保険とは「個人の貯蓄では対応しきれないような大きな出費」に備えるべきものだという認識でいます。
久しぶりにサイトを読み直してみたら、この記事は虫取りアニキのパクリと気づいちゃいました(でもシリーズ物でここまで書いたので引き返せません。許してください!)。

伝説の旧独身(お子様おめでとうございます!)ブロガーのITTIN様です。
保険について独自視点での洞察が深く、すっごく関心したことを記憶しています。ついついコメントを書き込んでしまいました(その後お子様誕生の記事など、読むだけで幸せをお裾分けしてもらってます)。
個人の考えと前置きしながらも、外さない思考で各保険に対する考えを展開しており目が覚めるようなコラムでした。特にリブソンの運転するトラックはじわりとくるツボです(笑)。
あくまで保険に詳しくもない私個人の考えとなりますが、
最初に結論を言っておくと,、自分が保険の加入の要・不要を検討する時の基準は「自分のカネや社会保障で対処できるかどうか」です。
■前提:まず、「自分にとっての人生での脅威」とは何か考える
まずは自分にはどんなとき、どんなリスクが発生する可能性があって、その時は誰が困り、問題を解決または軽減するにはいくら必要なのか考えることが必要なのではないか。
保険会社がイチオシする商品だからといって、それが私たちに必要なものとは限りません。
虫取りアニキもITTINさんも共通するのは、「保険」という言葉・機能に惑わされず正体を明らかにしてお金としての本質を捉えることをしておられます。
自分と家族にとって本当に必要不可欠なものか考える、複雑(保険と貯蓄・運用のミックス)なものを避けるといったことを紹介してくれています。
自分も必要ないものは掛けていないと思っていましたが、見直しを始めたときは何にどれだけ保険を掛けていたか把握していないことを痛感しました。「その時は必要だと思った」の積み重ねです。金額と中身、目的を把握していたのは学資保険くらいだったと思います。
さて見直すと言っても闇雲に保険を解約する訳にもいきません。指針が必要です。
「私やヨメさんが意図せず働けなくなっても子供の学費をまかなうことが出来て生活も破綻しない」ことをくらごろ家のゴールとして見直しを計りました。
さて、先程挙げた保険以外にも毎月支払いをしている保険があります。私もヨメさんもサラリーマンなのでこちらです。
- 厚生年金保険
- 健康保険(健保組合の医療保険)
このほか私の所属会社は「入院を伴う治療は全てまかなわれる医療保険」に加入しています。加入以来、同僚が数名入院しましたが(当たり前ですが)何れも全額支払われており、本人たちからも大変助けられたと聞いています。
あと自宅は私が住宅ローンを組んでいるため団体信用生命保険に強制加入しています。(火災保険や賠償責任保険も加入していますが記事から逸れるので対象から外しています)
このように、個人で意志で契約していない保険ってあるものです。しかも民間で個別加入する他の保険よりも抜群の効果があると気づきました。
せっかく加入しているものを活用しないのはもったいないことです。どのようなケースのときどれだけ支払われるかを理解することで、本当に加入すべき民間の保険がわかってきます。
加入すべき民間の保険 = 必要とする保険 *1 - 強制加入保険 *2 - 定期収入*3
*1 保険に求めるゴール
*2 自分の意志で加入したのではない強制力のある保険(厚生年金、健保、団信など)
*3 会社員であれば給料など
見直した当時はここまではっきりと数式を思い浮かべていた訳ではありませんが、記事を書くにあたり言語化(数式化)?したら上記が思いついた次第です。偉そうに数式を書きましたがどこかで見かけたわけではありません。思い付きです(笑)。重要なことは、必要とする保険が加入すべき保険とイコールではないということです。強制加入の保険で賄われている分までさらに加入する必要はありません。
想定するケース毎、上記の式より加入すべき民間の保険を求めていきます。
断っておきますが、保険の対象となるような分の資産を十分に保有しているなら加入は不要ですね。
ということで次の(4)で私のケースを記事にしたいと思います。
さて「貯蓄性の保険」についてもう少しお話を。
上記の式から「貯蓄性の保険」は導かれません。
考えれば当たり前なことなんですが「保険」と「貯蓄」は別物です。そして「貯蓄」を求める式ではない。
保険とは万一の事態が発生した時の担保の為に掛ける行為です。やや飛躍しますが、自分が一定の期間内に死ぬ/癌を発病する/怪我をするetc かどうか掛けているようなものです。
貯蓄は万一があろうがなかろうが自分のお金です。
別物なのに何故か一個の商品として「貯蓄性の保険」というものが存在してしまうわけです。貯蓄性と言いつつ運用をして数パーセントをフィードバックするような保険もあります。
これって本当に保険に求めることなのか?
素晴らしいブログがヒントとなりました。保険の見直しを通じて保険そのものに疑問を感じるようになり、貯蓄性・運用性の保険はすべて解約することとしました。貯蓄性であれば現金か日本国債、運用性であれば自分で投資(株式/投信)をし、保険は掛け捨てのみということになりました。保険会社に求めるものは保険オンリーとし、保険による貯蓄や運用はやめました。
なお保険とは保険会社に掛けるという面もあります。その保険会社の経営がうまくいかなければ(消滅しないまでも)他社へ不利な条件で付け替えられるリスクがあります。実際に加入していた保険会社が清算してしまったことがあり、個人的に発生リスクは軽視できません。
ライフプラン(4)に続きます。
コメント